医学博士 江澤佐知子さん
医師として、また宇宙飛行士ファイナリストとして、自分の知識と経験をフルに活かしながら女性の背中を後押ししていきたい
昨年、約一〇〇〇名の応募者のなかから女性としてただ一人日本人宇宙飛行士ファイナリストとしてNASAの最終試験に挑んだ江澤佐知子さん。現在は産婦人科医として診療にあたりながら二つの会社を起業し、マルチに女性の美と健康をサポートする活動に取り組んでいる。
「どんなときも口角を上げていなさい。そうすれば必ず幸せはやってくる」

これは江澤さんが好きな、お母さんの言葉だ。笑顔を絶やさず事に当たれば、必ず良い結果がもたらされる。この言葉どおり笑顔でさまざまなことにチャレンジしてきた江澤さん。
「小さなことでも自分の力で成し遂げたときの嬉しさ、達成感が好きなんでしょうね。だから乗り物も自分で動かしたいのかも」
高校時代の海外留学に始まり、大学時代はインドへのバックパック旅行、医師国家試験、博士号の取得。さらに、一級船舶免許に自家用飛行機の免許まで取得しているというそのバイタリティには驚くばかり。
そして最大のチャレンジが宇宙飛行士試験だ。受験の大きなきっかけになったのは、慶應大学で医学博士を目指していたときに指導教官として出会った向井万起夫氏の存在だった。
「伊豆大島で、船や海を身近に育ったせいでしょうか、小さな頃から乗り物が大好きで、飛行機で空に行ってみたいとか、その先の宇宙に行ってみたいという漠然とした思いはありました。でもそれは、あくまでも子どもの頃の夢であって、現実とは別のもの。それが向井先生と出会ったことで、一気に身近になったんです」
日本で宇宙飛行士が募集されるのは十年ぶり。めったにないそのチャンスに全国から九六三名の応募があった。
国内での審査は、書類に始まり英語試験、専門科目試験、面接、体力検査、適性試験と何段階にも及び、NASAでの最終試験に臨めるのはわずか10名。江澤さんは一〇〇倍近い難関をクリアして女性としてただ一人ファイナリストに。その様子はNHKスペシャルで放映された。
「最後まで残った10人は厳しい経験をシェアした仲間。一生の友人です。」
ファイナリストの職業はパイロット、エンジニア、研究者とさまざま。異分野の秀でた才能との出会いは江澤さんの一生の宝となった。「その仲間たちと〝ミノラス(minorouse)〞という会を作り、昨年11月には子ども向けのセミナーを開きました。自分たちが講師になって子どもたちの夢を育てる活動で、今後も続けていくつもりです」
こうして江澤さんとファイナリストの仲間たちは次世代に夢の種をまき、育てる第一歩を踏み出した。もちろん本業である産婦人科医の仕事を続けながらである。
個々の素質を活かして 「自分らしく輝く」お手伝いを」
現在江澤さんは週三日産婦人科クリニックで外来診療にあたるほか、二つの会社の代表として多忙な毎日を送っている。ビジネスとの接点についておたずねしてみると
「大学を卒業して10年間は医師として学ぶことに専念しました。その時期が過ぎ、自分の10年後のことを考えてみたとき、私は医療以外の世界のことを全く知らないということに気づいたんです。それで夜間のビジネススクールで経済や金融、マーケティング、ファイナンスなどについて勉強しました。そうしているうちに、ビジネスの世界の方々との交流も広がり、いろいろと意見を交換するうちに、医療行為以外にも医師であることを別の形で活かしてゆけるのではないかということに思い至ったわけです」
こうして江澤さんの活動範囲は医師をベースに、さらに広がることになった。医療の現場で多くの女性と対面し、ビジネスに身を投じ、また海外経験も豊富な江澤さんから見る日本人女性像とはどんなものなのだろう。
「日本は教育水準も高いし、本当にいろいろな面で恵まれています。女性はきれいで優しいですし。でも、あまりにもそれが当たり前すぎるのか、クリニックで多くの女性の悩みをお伺いしていると残念ながらご自身の良さに気づけず自信を失い、気づかないうちに自ら病気を呼び込むネガティブサイクルを生んでいるような気がしてなりません。
自分のすばらしい素質に気づくには刺激も必要。いちど広い世界に出てみて、外から自分の立ち位置を見つめてみるのも良いと思います。ちょっとしたヒントやきっかけがあれば、ネガティブサイクルをポジティブに転換できるのではないでしょうか」
現実として目の前にある女性の悩みを癒やすと同時に背中を押していきたいという江澤さん。
「こう見えても私、子どもの頃はお母さんにくっついて離れられない内気な女の子だったんですよ(笑)」
お母さんの手を離すことから始まった小さなチャレンジの積み重ねは、やがて宇宙への夢にまで繋がっていった。
挑戦すること、勇気をもって一歩を踏み出すことが自分を磨き、さらに大きな輝きを増していく。そしていつも笑顔を忘れないことで、周囲へそのパワーや光が広がっていく。アクティブに輝く「大和美人」の姿がそこにはあった。
江澤佐知子(えざわ・さちこ)
医学博士。日本産婦人科学会認定専門医、日本抗加齢学会専門医。
現在、臨床医、レディースクリニック顧問。その一方で、サプリメントの会社を運営、クルージング会社代表などビジネスウーマンとしても成功をおさめている。2009年NASA宇宙飛行士選抜試験で日本人女性唯一のファイナリストとなるなど、常に新しい分野に挑戦し、その経験を通じて日本女性が世界を舞台に活躍する、という新しい生き方を提唱している。
また、“究極のアンチエイジング”をテーマにした公式HPを開設。http://www.sachikoish.com
インフォメーション
つばきのチカラで美しく強く生きる。
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●コエンザイムQ10 + つばき
江澤さんが開発から携わった健康と美のためのサプリメント。
江澤さんの故郷でもある伊豆大島の椿油を使用しています。
詳しいお問い合わせ、ご購入はこちらまで
【株式会社ゲノムラボ】
http://www.gnmlab.com FAX 03-4550-1539


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